冬鳥到来、秋告げる 越冬の渡り初確認
飛来したハジロクロハラアジサシ
=2日、渡嘉敷区内の水田
この秋、渡嘉敷村に初めて飛来したセイタカシギ
=2日、渡嘉敷区内の水田
【渡嘉敷】
秋季から春季にかけて渡来する冬鳥「水辺のバレリーナ」と称されるセイタカシギとハジロクロハラアジサシ(アジサシの仲間、チドリ目カモメ科)が、それぞれ1羽、渡嘉敷区内の水田に飛来しているのが2日、この秋初めて確認された。
沖縄野鳥研究会会員の嵩原建二さんは「冬鳥たちの越冬の時季を迎えた。セイタカシギは金武町でも飛来を確認している。クロハラアジサシは第1回の冬羽をしている。
慶良間諸島はブロンズトキが出たりして迷鳥が飛来することが多い。冬鳥の越冬の渡りのシーズンが到来した」と語った。
8月に植え付けした二期作米の水田地帯にはチドリやシギ類も飛来、羽を休めて餌をついばむ光景が見られ、これから秋、冬にかけ島人や観光客の目を楽しませてくれる。
(米田英明通信員)
琉球新報