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那覇にアジア向け拠点 ヤマト運輸 (OKINAWA)

2012年9月19日 - スタッフ公式
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ヤマト運輸、那覇に在庫拠点 
アジア向け年内開設へ

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沖縄の物流拠点についての発表に熱心に聞き入る参加者
=18日、那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ
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    片山博樹氏
 ヤマト運輸(東京)グローバル事業推進部の片山博樹部長が
18日、那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハで講演し、那覇空港の沖縄の国際物流拠点を活用したアジアへのビジネス展開戦略を報告した。
(1)クール宅急便などの翌日配送(2)アジアへの在庫拠点を
沖縄の保税地域内に開設
(3)アジアからの修理拠点化―の三つのビジネスモデルを
予定していると紹介した。
 在庫拠点には既に複数社から引き合いが来ており、年内に通関機能と在庫拠点の運営を開始させる方針だ。
既に採用も始まっている。講演会後、本紙取材に答えた。
 全日空(ANA)が使用する国際貨物ハブ上屋にヤマトの通関機能を開設する。空港に隣接する国際物流拠点産業集積地域(旧自由貿易地域)内に建設中の物流センターに倉庫機能を確保する。
片山氏は「通関と倉庫の二つの機能を持って沖縄ハブに展開したい。3PL(第3者物流サービス)も提供したい」と説明した。
 沖縄の特性について「香港もハブとして成長しているが沖縄を選択したい。その理由の一つは香港は地価が高く物流拠点設置には高投資になる。もう一つは、日本企業として日本のハブでアジア展開していきたい」と語った。
 講演会では、国土交通省の物流産業政策担当の金井昭彦参事官が、沖縄の物流拠点の可能性について報告。
沖縄の物流拠点について、通販関係の倉庫機能展開を展望し「日本やアジア全体の物流にも大きなインパクトを与える。
観光分野に加えて物流が重要になる。
中継だけでなくアジアへの展開の核として期待している」
と話した。
  琉球新報

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