渡嘉敷の自然、歴史学ぶ スリランカ中学生20人
水中遊覧船で渡嘉敷島の海を観察するスリランカ
の中学生ら=18日、阿波連ビーチ
【渡嘉敷】
渡嘉敷村の国立沖縄青少年交流の家(佐藤良一所長)が開催する交流事業「アジアの架け橋 沖縄スリランカプロジェクト」(文科省委託事業)で、県内を訪れているスリランカの中学生男女20人と県内の大学生ら5人が17~19日、同村を訪れ、平和学習、文化交流、マリン体験などを通して、島への理解を深めた。
参加者らは18日、阿波連ビーチで水中遊覧船「イエローサブマリン」(国吉真之介船長)による海中観察やバナナボートを体験、きれいな海を満喫した。
その後、国吉船長による渡嘉敷島の観光産業と環境保全についての話を聞き、島の観光が海の恩恵を受けていることを学んだ。
アマンダーさん(15)は「スリランカも同じ島国で海がきれいだが、渡嘉敷の海はもっときれい。島の観光や海の保全についての大切さなどを知ることができた」と話した。
また、渡嘉敷島で起きた「集団自決(強制集団死)」についても学び、自国と他国の平和について理解を深めた。
メンバーらは渡嘉敷小中学校の視察や村民と
文化交流なども行った。
(米田英明通信員)
琉球新報