アカハラダカ観察の市民ら、空高く飛ぶ姿に歓声
双眼鏡などでアカハラダカを観察する市民ら
=下地の入江橋
宮古野鳥の会 (仲地邦博会長) が主催するアカハラダカ市民観察会が22日、 下地の入江橋で行われた。
同会の会員をはじめ、 愛鳥家や親子連れなど約30人が参加し、 空高く飛ぶアカハラダカの姿を双眼鏡で観察したり、 写真に収めたりしていた。
アカハラダカは全長約30㌢の小型のタカ。 毎年 「白露」 のころ、 繁殖地の朝鮮半島や中国大陸から越冬のため南下する途中、 宮古島で一夜を過ごす。 1981年に同会によって渡りのルートが確認された。 これまで多いときには1万5000羽を確認。 昨年は1500羽の飛来が確認されている。
快晴に恵まれ、 絶好の観察日和となったこの日、 午前7時45分ごろには77羽が上空で舞う姿が見られた。 その後、 姿を見ることができなかったが同8時半ごろ、 入江橋から北の方角で100羽のアカハラダカが上空を旋回。 参加者らが双眼鏡を覗きながら歓声を上げていた。
同会では10日から23日まで観察会を実施しており、 事前に行った飛来数の調査では14日に13羽、 20日に34羽、 21日に207羽確認され、 22日を合わせ計431羽が観察された。
宮古新報