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海底観光参加の親子ら歓声 (宮古島・OKINAWA)

2012年9月24日 - スタッフ公式
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ガラスボートで行く海底観光参加の親子ら歓声
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海底観光でガラス越しに貴重なサンゴなどを観察する参加者
=大神島南側海域
 宮古島市、 宮古島観光協会主催の海族まつり 「ガラスボートで行く海底観光」 (主管・宮古島観光協会青年部、 協力・池間島海底観光、 海の母ちゃん市なかじゃ) が22日、 はじまった。 23日も午前9時、 11時、 午後1時の3便が運行を予定している。 初日は親子連れが参加し、 枝サンゴやテーブルサンゴ、 貴重種とされる数多くのサンゴをガラス越しに観察し、 雄大な自然を満喫した。
 この取り組みは、 宮古島の海底に広がる美しいサンゴ礁を観察することで未来に資源として引き継ぐ意識を高めるとともに、 海産物試食などを通して海の素晴らしさを再認識してもらおうと、 昨年からはじまった海族まつりの一環として実施されているもの。
 ガラスボートは、 池間漁港を出発したあと、 池間大橋を通り、 大神島南側海域を航行。 高さ5㍍、 直径約12㍍に広がるオオハマサンゴをはじめ、 群生するユビエダサンゴなど枝サンゴ類、 テーブルサンゴ、 さらには貴重種で直径約35㍍と最大級というリュウキュウキッカ (琉球菊花) サンゴが観察され、 参加者が 「きれい」 「すごい」 と歓声を上げながら見入っていた。
 案内した池間島海底観光の長嶺武夫代表によると、 大神と狩俣の間の海域には約250種類のサンゴが見られるという。
長嶺代表は、 「ここの海域には宮古島周辺では見ることのできない貴重なサンゴが多い。
手付かずで保存状態もいい」 と語るとともに、 夏場はプランクトンの発生や海中はやや濁るものの、 冬になると透明度も増し、 サンゴの状態がより美しく観察できることを紹介した。
 平良松原在住の森本祥之さん(38) は恵美さん(40)、 将嗣ちゃん(5つ)、 真央ちゃん (2つ) と参加。 ガラスボートの乗船は来間島に続いて2回目という森本さん夫妻は、 「いろんな種類のサンゴを見ることができ、 楽しかった」 と声をそろえ、 将嗣ちゃんは 「緑色や黄色の魚がたくさんいて面白かった」 と元気に語った。
 23日は3回の運行ともに定員に余裕があり、 主催者では参加を呼びかけている。 申し込みは宮古空港観光案内所 (72・0899)。 料金は大人 (12歳以上) 2000円、 子ども (3歳以上) 1000円。 定員は1回につき18人。 なお天候不良などの影響で実施日やコースが変更になる場合もある。 参加者には特典として、 「なかじゃ」 の天ぷらなどがプレゼントされる。
宮古新報

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