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仏紙ル・モンドがオスプレイで記事(OKINAWA)

2012年9月30日 - スタッフ公式
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仏紙ル・モンドがオスプレイで記事
 【平安名純代・米国特約記者】
仏大手紙「ル・モンド」は25日、米軍基地の集中する沖縄で、米海兵隊垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備に反対する抗議運動が起きており、領土問題をめぐる紛争が日中間で展開されるなか、在沖米軍基地の役割が問われているとの記事を掲載した。
 同紙は「安全性を疑問視する県民がオスプレイの米軍普天間飛行場への配備に反対するなか、政府は19日に安全宣言をした」と説明。
住民らは「世界で最も危険な飛行場に新たな危険を持ち込もうとしている」と怒りを拡大しているが、「半世紀以上にわたり、沖縄県民は米軍基地に反対してきたが、政府は耳を傾けない」と報じた。
 一方で、尖閣諸島をめぐる中国と日本の争いで国民感情が高まっているが、日米安全保障条約の適用対象であるにもかかわらず、「米国の態度は、あいまい、または矛盾している」と指摘。その理由について、米国は「中国との正面衝突を回避したい」と分析した。
 また、米国が韓国や豪、フィリピンなど同盟国との関係を強化し、アジア太平洋地域における米軍のプレゼンス維持を打ち出しているとし、周辺国を刺激する領土問題が米国にもたらす利益を疑問視。
そうした流れのなかで「在沖米軍基地の役割について、新たな疑問が生まれている」と指摘した。
 同紙は記事中で、長元朝浩・沖縄タイムス論説委員長の見解も紹介。「沖縄は中国と日本の板挟みになっている」との同氏の言葉を見出しに使用した。
  沖縄タイムス

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