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土地公に祈願 「神の意志」(八重山・沖縄)

2012年10月2日 - スタッフ公式
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台湾出身者が土地公に祈願 祭りは中止「神の意志」
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 中国・台湾で広く信仰を集める土地神「土地公」への祈願が
9月30日、石垣市新栄町の簡田記美子さん(62)宅で行われた。同日は旧暦8月15日に当たり、例年は台湾出身者が名蔵御嶽で土地公祭を行っているが、台風の影響で中止。
簡田さんは、土地公祭でまつる神像を1年間預かる「炉主(ローツー)」を務めており、この日の祈願には琉球華僑総会八重山分会の呉屋寛永会長ら台湾出身者も訪れた。
 同分会では当初、土地公祭を一週間延期することを検討。
このため、簡田さんらは27日、「ポア・ポエ」と呼ばれる儀式で
土地公の意志を問うたところ、延期を認めない意志が示された。供物のブタを用意することもできないため、土地公祭は中止となった。
 このため、炉主のもとで土地公に対する祈願だけを行うことになった。八重山に住む石垣出身者の中には自宅に土地公の神像をまつっているケースがあり、この日に合わせて祈願を行った人もいる。
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 簡田さん宅での祈願は午前11時から行われ、鳥やブタ、魚などを用意した祭壇に向かい、簡田さんの家族や市内に住む台湾出身者らが線香をささげたあと、金の代わりと考えられている紙を焼いた。
 簡田さんは「土地公祭ができないのは残念だが、(信仰の)心が一番大事。(土地公をまつる)廟が早くできてくれたらいい」と話していた。
  八重山毎日新聞

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