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なりやまあやぐまつり (宮古島・OKINAWA)

2012年10月9日 - スタッフ公式
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グランプリは砂川敦さん/なりやまあやぐまつり
子どもの部は奥平乙斗君/53人が情感込めて歌う

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子ども、一般の部合わせて53人がなりやまあやぐを披露し
聴衆を魅了した=8日、城辺友利のインギャー
 第7回なりやまあやぐまつり(主催・同まつり実行委員会)が
8日午後、城辺友利のインギャーで開催された。
子どもの部、一般の部に合わせて53人が出演し、宮古島の伝統民謡「なりやまあやぐ」を情感たっぷりに歌い上げ、会場の聴衆を魅了した。審査の結果、一般の部グランプリの「なりやまあやぐ大賞」には砂川敦さん(城辺砂川)が輝いた。子どもの部最高賞に当たる「御神山賞」には奥平乙斗君(東小5年)が選ばれた。
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グランプリのなりやまあやぐ大賞に輝いた砂川敦さん
 一般の部には予選を含めて43人が出演した。伸びのある歌声と高い演奏技術で聴衆を引きつけ、会場を宮古民謡一色に染めた。
 子どもの部には10人が出場した。伝統の宮古民謡を受け継ぐ子どもたちが着物姿で舞台に上がり、稽古の成果を堂々と発表して大きな拍手を浴びた。
 聴衆は静かに耳を傾けて格調高い旋律を堪能。城辺友利で生まれ、長く受け継がれてきたなりやまあやぐの世界に酔いしれた。
海上の特設ステージは、海中に据え付けられたライトに照らされて幻想的な雰囲気を醸し出した。砂浜やウガン山に設置された無数のろうそくの火は夜の祭りを演出した。
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子どもの部最高賞に当たる御神山賞を受賞した奥平乙斗君
 一般の部の砂川さんは3回目の挑戦でグランプリを受賞。「まさかグランプリが取れるとは思ってもいなかった」と驚きの様子。「なりやまあやぐは難しい曲だけど、思いを込めて歌い上げることができたと思う」と、自らの演奏を振り返りながら最高賞受賞の喜びをかみしめた。
 この祭りは、「なりやまあやぐ」という貴重な伝統文化を島内外にアピールして地域振興につなげることを狙いに開催されている。城辺友利地区の住民が主体的に取り組んでいる一大イベントで、毎年多くの参加者でにぎわっている。
 各賞受賞者は次の通り。
 【子どもの部】
御神山賞(第1位)=奥平乙斗(東小5年)▽第2位=徳嶺美南子(南小4年)▽第3位=国仲結衣(狩俣小4年)
 【一般の部】
なりやまあやぐ大賞=砂川敦▽金志川賞=久貝雅裕▽インギャー賞=下地勇造▽天川賞=宮國久美子▽元島賞=波名城夏妃
 【もーやーの部】
優勝=がんずう健功三味線クラブ▽第2位=いんぎゃーあぱらぎしょじょあんがたぁ~▽第3位=Puaena宮古
.宮古毎日新聞

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