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獅子頭永久保存へ (八重山・沖縄)

2012年10月10日 - スタッフ公式
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川平の獅子頭永久保存へ 
来年から新調の頭を使用
 
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石垣市川平に古くから継承されてきた1対の獅子頭は、8日の結願祭での獅子舞が見納めとなった。
破損の恐れがあることから現物は保管され、来年の結願祭から新調した獅子頭が使用されることになっている。
 川平の獅子舞は、顔の横側をはさむように両手で持ち、上あごと下あごを持って口を開閉する他地区の獅子舞とは違う。
 公民館(高嶺良晴館長)によると、獅子頭は4、500年前、石崎の北の浜で発見されたものを修繕を経ながら引き継いできたが、これ以上の使用に耐えられなくなってきたという。
 このため、公民館は2012年度総会で獅子頭製作委員を承認。仲野英則委員長を中心に検討を進めてきた結果、今年の結願祭終了後に神司による祈願を済ませた後、同一の頭をつくることに。県工芸士の新城弘志氏(登野城)に依頼した。
 現物について仲野委員長は「これだけ長く続いた獅子頭は八重山でも川平だけ。県内にもないのではないか。獅子頭は川平の宝。壊れないうちに大切に保管し、永久保存する必要がある。公民館に保管施設をつくり、歴史の説明もしていきたい」と話している。
八重山毎日新聞

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