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与那国・済州島、歌と芸能で交流 (OKINAWA)

2012年10月12日 - スタッフ公式
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与那国・済州島、歌と芸能で交流 
500年前の漂着が縁  互いの平和を祈る

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 500年余前に朝鮮の漂流民が与那国島に漂着し、
島民が手厚く救護して無事に故郷へ送りとどけた縁を記念する「与那国・済州島交流平和音楽祭」(同実行委主催)が6日夜、与那国中体育館で開かれ、音楽や芸能を通じて与那国島と済州島の交流を深めた。
 与那国の若者たちが歓迎の棒踊りを披露したあと、韓国で活躍する5人の歌い手が登場。県内からは海勢頭豊さんがトークを交えながら、娘の愛さんらと「月桃」などを歌った。
 韓国側は伝統楽器のテグム(横笛)のエキゾチックな演奏や済州島の通俗民謡、海女の櫓(ろ)こぎ歌を繰り出した。
町民にとって、韓国の踊りは見る機会の少ない芸能。
よく通る歌声と躍動的な踊りに会場からはため息が漏れた。
網を引く踊りでは祖納青年会のメンバーが踊りに加わり会場を
沸かせた。
 韓国の歌い手の一人は「一つの舞台に集うことができた。手厚い世話を受けた15世紀の済州島の住民の感謝の気持ちを与那国の皆さんに伝えたい」と舞台からお礼を述べた。
 2時間半にわたる交流の締めくくりは、「アリラン」とドゥンタがあり、参加者は互いの島の平和を願った。
  (田頭政英通信員)
  八重山毎日新聞

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