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 アイランドホテル与那国 (八重山・沖縄)

2012年10月12日 - スタッフ公式
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5カ月ぶり営業再開へ アイランドホテル与那国
一周マラソン直前に「ほっ」
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 今年6月1日から休業となっていた与那国町のホテル「アイランドリゾート与那国」が、名称を「アイランドホテル与那国」(株式会社アイランドリゾート開発・仲井間宗仁代表取締役社長、客室数77室、最大収容人数247人)に変更し、29日から営業を再開する。赤字経営で休業となったが、経営のスリム化を図り、リゾート型から宿泊特化型に移行し営業改善に臨む。料金はこれまでと同じ価格を設定している。
 その一方で、来年1月からは日本トランスオーシャン航空(JTA)が石垣|与那国線から撤退する計画となっており、今後は宿泊客の確保や安定的な経営を続けられるかが課題。
 同ホテルでは、スタッフの人件費や物資の輸送コストなどで採算がとれなくなり、休業に追い込まれた。
 新たな経営計画では、これまで営業していたスパ「天川」と屋外プールを廃止、レストラン「ニヌハフチ」ではこれまで提供していた朝・昼・晩の食事を朝食のみの対応にするなど人件費を減らすことで、コストの削減を図る。
 同社の高安秀実部長は「これまでは島外から派遣会社のスタッフを採用していたことで人件費が大きなネックになっていた。今後は経営のスリム化や人員(30人)を半数に削減することにより、改善を図っていく。
また、町と協力しながら雇用創出事業などで人材を育成し、将来的にはホテルの全スタッフを島の住民に任せたい」と話した。
 11月10日には与那国島一周マラソン大会もあり、旅行会社でもパック商品などを検討している。
 町内の宿泊施設関係者は「宿泊料金がこれまでと変わらないのであれば、ホテルと民宿の差別化ができて問題ない。
幅広い層の観光客を迎えることができる」、「食事が朝食のみならば、地域の飲食店を利用する機会が増えるので、これまで以上に地元へのメリットも大きくなりそうだ」と話す。
 外間守吉町長は「マラソン大会前に大型ホテルの再開が決まってほっとしている。今後は与那国にも大型ホテルがあることを周知し、誘客に向けてPRしていくとともに、旅行会社と協力してパック商品を考え、団体客確保にも力を入れたい」と述べた。
  八重山毎日新聞

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