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[有釣天]深夜の攻防 97センチガーラ 名嘉山博(OKINAWA)

2012年10月16日 - スタッフ公式
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[有釣天]深夜の攻防 97センチガーラ 名嘉山博
 先日、民放のテレビ番組を見ていると、「おいしい“外道”が人気」と題してマイナー魚がビジネスの表舞台に立っていると報道されていた。
注目してリポートの中身を追っているとイトヨリダイ(イジュキン)やレンコダイ(近縁種はマジク)がすしネタなどで高級魚の脇を固める役目を果たしているのだそうだ。
沖縄では、高級魚としてウミンチュから重宝される立派な本命魚。女性キャスターが「脇役とは何だか失礼な話ですよね」と笑って締めたが全く同感。
比較的安価で市場に並ぶ高級魚の釣りは今が本番、秋の味覚を求めて各地の遊漁船は常連さんを中心に活気を帯びる。
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1日、大宜味村塩屋のポイントで97・5㌢、15・1㌔
のガーラを釣った新垣良博さん。針はホワイトタマン18号
 中城村の新垣良博さんは1日の午後7時に大宜味村塩屋のポイントで大物狙い。車を降りて5分ほど歩く場所で、水深は干潮時でも1メートル前後。
海底はほぼ砂地で根がかりは無い。台風後のやや騒がしい海に向かって2本の竿(さお)を投げた。ほどなくして釣れたヤマトビーを半身にして針に掛けて大遠投。翌2日の午前1時に6号のタマン竿が大きく曲がった。急いでやりとりするも、強烈な力で道糸が出される。
150メートル巻いた道糸がほぼ無くなりかけたところで魚の抵抗が弱まる。そこから盛り返して、目前まで寄せてくるとほとんど棒引きの状態になった。最後は寄せる波の力を使って魚を砂浜に引き上げると、その瞬間に12号のハリスが切れたという。ギリギリの格闘で97・5センチ、15・1キロのガーラを釣り上げた。
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9月30日、中城村の水深2㍍のポイントで78・5㌢、5・44㌔のタマンを釣った米須清紀さん。竿はボトムキングT495、ブルズアイXT遠投9120
 9月29日、宜野湾市の米須清紀さんは本命タマン狙いで中城村の水深2メートルのポイントへ。クブシミの切り身の餌を使用して遠投すると、翌30日の午前6時に78・5センチ、5・44キロの大タマンを釣り上げた。竿はボトムキングタイプT495、リールはブルズアイ9120、道糸がパワープロ6号、針はタマンスペシャル24号だった。
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1日、古宇利島水深3㍍の場所で71・5㌢、4・6㌔
のタマンを釣った安間崇さん。竿はタマンモンスター8号、
リールはダイワプロカーゴ5500遠投
9月30日夕方、うるま市の安間崇さんは古宇利大橋下の護岸からPE5号の道糸で遠投して大型魚狙い。
4月に9・5キロのロウニンアジを釣っているポイントで、その時にも使用して実績のあるシガヤーダコの餌を掛けた。
長丁場になるだろうと予想して翌日の明け方に納竿時間を設定。
午後10時、アタリの気配が無いので、一度自宅に帰ってから日付が変わった1日から再び仕掛けを投入した。午前3時30分、ついに魚のアタリを捉え、71・5センチ、4・6キロのタマンを釣り上げた。
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9月25日、東海岸でガクガクの39・1㌢、31・5㌢
を釣ったチームアバサーの大城直也さん
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3日、辺野古海岸で2・57㌔のタマン、アカジン、クチナジ
などを数釣りした渡辺卓也さん(右)
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 ◇今帰仁沖釣り大会(主催・今帰仁漁協) 28日午前8時半集合、運天漁港。参加料4千円(オキアミ付き)。問い合わせは同漁協、電話0980・56・2226。
  沖縄タイムス

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