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オクラ麺、 中農高生 (沖縄)

2012年10月18日 - スタッフ公式
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オクラ麺、うるま市の特産に 中農高生が考案
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オクラ麺の製品化に向け、意欲的に取り組む
中部農林高校食品科学科の生徒=12日、同校
 【うるま】
県立中部農林高校食品科学科の生徒が考案したオクラ麺を市の特産品にしようと、うるま市商工会や地元業者が協力し動き出している。26日から始まる県産業まつり出店に向け12日、試食会を開いた。
 生徒らは、うるま市が拠点産地であるオクラをアピールしながら規格外作物を使った特産品が作れないかと昨年11月から商品開発に取り組んだ。
試行錯誤の末、オクラの粘りを生かした喉ごしの良い「オクラ麺」にたどりついた。
 市内の祭りで販売したり、月に1回市内ホテルのランチメニューとして提供したりするうち、オクラ麺の魅力は、徐々に地域へ浸透。生徒たちの力作に、市商工会が商品としての可能性に着目し、今年5月から産業化に向け連携を始めた。
 JAの支援で、規格外オクラを提供してくれる農家も増えた。
市商工会の仲介で、市内の製麺業者まるいし製麺(市州崎)が製麺を請け負い、生徒らがペースト状にしたオクラを麺に仕上げた。
 生徒らは、県産業まつりで接客などを行うほか、11月には東京都の銀座わしたショップでの店頭販売にも挑戦する。
 開発から携わる古波蔵千佳さん(18)と宮城美貴さん(同)は「商品化できるとは思わなかったのでとてもうれしい」と話し、「オクラ麺がなければこんなに充実した毎日ではなかった。
これからも積極的に関わりたい」と目を輝かせた。
 市商工会の照屋亮さんは「オクラペーストは麺以外の商品にも展開できる可能性を秘めている。将来は飲食店や小売店での販売も考えられる」と手応えを話した。
(銘苅つばき)
琉球新報

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