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欠航続き離島品不足 (OKINAWA)

2012年10月19日 - スタッフ公式
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欠航続き離島品不足 台風21号影響長期化
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台風の影響による船便の欠航で物資が届かず、
品薄状態になっている陳列棚
=18日、JAおきなわ粟国支店
(波平雄翔通信員撮影)
 沖縄の南の海上で停滞した後、沖縄地方を通過した台風21号の影響が長引き、南北大東島や粟国島など、物流を本島からの船便に頼る離島では物資が不足している。
船の欠航が続き、スーパーや商店で生鮮食品を中心に品薄状態になっているほか、学校給食のメニューを変更したり、食材不足のためイベントを延期するなど、しわ寄せが及んでいる。
 粟国村と本島を結ぶ船便は11日以降、欠航が続いている。
食料品はもちろん生活・医療用品も届かず、子どものいる家庭や老夫婦など、住民は不安な日々を過ごしている。台風発生時には、離島生活の経験を生かし、食品類を備えて生活をしのいでいるが、生鮮食品は「無」に等しい。
 粟国と本島を結ぶ船便は19日は波の状況を見ながら運航を判断するという。
 一方、那覇と南北大東を結ぶ貨客船は、通常は週1~2回運航している。
台風の接近で12日の那覇からの出港を17日に延期したが、さらに影響が続いたため21日にずれ込んだ。
その結果、2週間にわたって出港がない状況になる。
 北大東小中学校では、給食で使用予定だった野菜が届かず、メニューが変更された。
備蓄していた冷凍野菜で対応しているという。北大東村教育委員会は「2週間分をストックしていたが、ぎりぎりの状況。こんなに船が出ないのは久しぶりだ。今後はもっと蓄えておかないといけない」と話した。
 南大東村では20日に開催予定だった産業まつりを、出店で使う食材が不足しているなどの理由で27日に延期した。
琉球新報

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