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特典カード 首里27店加盟 (OKINAWA)

2012年10月19日 - スタッフ公式
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ホテル日航那覇が特典カード 首里27店加盟
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ホテル日航那覇グランドキャッスルが展開している特典カード
「Shurica(シュリカ)」が使える加盟店のしるし。
シーサーをモチーフにした同ホテルのゆるキャラと
赤瓦の屋根がデザインされている
 ホテル日航那覇グランドキャッスル(那覇市首里、桑田朋之総支配人)が、周辺の沖縄そば屋や泡盛の酒造所、サンゴ染めの体験工房などで、宿泊者が優待を受けられる特典カード「Shurica(シュリカ)」を発行している。
首里の町並みを散策しながら、地域のお店を利用してもらおうと、ことし2月から始めた独自企画。
ホテルのホームページから予約した宿泊客限定で試行しているが、規模拡大を目指して、来年から全宿泊者に配布することを検討している。
(粟国雄一郞)
 グランドキャッスルは宿泊者にシュリカと加盟店の位置を示した地図を配布。加盟店は来店者に特典を提供する。現在、全27店。飲食店ではドリンクや小皿料理、大盛がサービスされたり、酒造所見学ではお土産に泡盛のミニボトルが贈られたりする。
 カードには、シーサーをモチーフにしたホテルのゆるキャラをあしらい、加盟店の場所が示された「シュリカマップ」は、手作り感を伝えようとホテルのスタッフが手書きした。2月から始めて約1500グループ、4千人に配布。「訪ねたお店の沖縄そばがおいしかった」などと利用者からは好評という。
 桑田総支配人は「首里にあるホテルで、収入の3分の2を地元のお客さまに支えていただいている。コンセプトは『みんなをつなぐ』。地域とともに発展していきたい。首里城を拠点とした文化の中心地から、沖縄の魅力を県内外に発信していきたい」と話す。
 加盟店の募集では、隠れ家的なお店を掘り起こそうと、ホテルのスタッフが実際に町を歩いて店を訪ねた。小さな店では「やったことがない」とためらいの声もあったが「首里に一つしかないホテルとして、協力し合いながら地域を盛り上げていきたい」という思いを伝え、理解を得ていったという。
 首里鳥堀町の咲元酒造は加盟店の一つ。佐久本啓さん(54)は「首里で唯一のホテルが中心となった取り組みで意義深い」と歓迎する。工場見学に来る県外客に、製造工程とともに泡盛の歴史や文化について話すと、多くは泡盛ファンになって帰って行くといい「シュリカで沖縄の文化と古都の趣を感じてくれれば」と期待を寄せている。
  沖縄タイムス

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