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高校生が特産品 トウガラシを (OKINAWA)

2012年10月19日 - スタッフ公式
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南農、徳島の高校と特産品開発 トウガラシを活
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徳島県の美馬商業高校の生徒たちと特産品開発について
ネットで繋いだテレビ会議で話す南部農林高校の生徒たち
=豊見城市長堂、同校
 【豊見城】
市長堂の南部農林高校は、徳島県美馬市の同県立美馬商業高校と、両県の特産品のトウガラシを活用した特産品開発に向けて、協力・交流を図る。
その手始めに12日、両校を結んでテレビ会議が行われ、生徒たちが互いの活動状況を報告。まず、徳島県で11月に開催されるイベントに向け、協力していくことを確認した。
 きっかけは、5月に南風原町で行われた全国徳島県人会連合会総会に出席した飯泉嘉門知事が、両県の学校間交流の推進を要望したこと。
徳島県は、美馬市特産のトウガラシを原料とする辛味調味料「みまから」を使った特産品開発・販売をする美馬商業高を推薦。沖縄徳島県人会の藤原政勝会長が間を取り持ち、南部地域で同様に農産物を使い特産品開発に取り組む南部農林高との連携が実現した。
 会議はネット回線で結び、南部農林高は生物資源科と食品加工科の2、3年生11人が、美馬商は商業科の1年から3年生までの8人が参加。
 美馬商は、第6次産業として、学校に隣接した遊休地700平方メートルに原料の青トウガラシを植え付けた栽培から、「みまから」をネット販売するまでの取り組みを報告。
 南部農林は2006年から09年にかけて実施した島トウガラシの特産品化研究で、粉末を練り込んだ沖縄そば麺など、レシピ集を作成したことを紹介。現在、ふりかけや激辛ハムの製造に取り組んでいることなどを伝えた。
 その上で、美馬商は沖縄そば麺のレシピを活用し、島トウガラシの代わりに「みまから」を使った麺を製造してみたいと提案。南部農林も「いいアイデア」と同意した。
 会議を終え、南部農林食品加工科2年の新城樹さんと山城正和さんは「情報を交換し、沖縄発の商品開発ができたら」と期待。生物資源科3年の伊良皆翔晟さんは「交流も深めていきたい」と語った。
沖縄タイムス

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