名護に3-1
27日に南風原と準決勝
ホームで魅せた八重高サッカー部。
八重山初開催の第91回全国高校サッカー選手権大会沖縄県大会(県サッカー協会など主催)の準々決勝が20日、サッカーパークあかんまで開かれ、観客約200人が見守るなか、強豪名護に八重高が3|1で見事勝利、4強入りを果たした。
「お世話になった地元の方々に恩返しがしたい」と奮起した八重高イレブン、目標の初優勝への道筋が見えてきた。
次戦は決勝進出をかけ27日正午、沖縄市の県総合運動公園陸上競技場で南風原と対戦する。
試合は終始、八重高ペースで進み、前半に1点、後半に2点を追加。後半、名護に1点を返され、終盤追い込まれるシーンもあったが、懸命な守備で猛攻をしのぎきった。
試合終了の瞬間は尹泳斗(ユン・ヨンドゥ)監督と選手、スタッフらが全員で抱き合い喜びを分かち合った。
観客席には八重高応援団をはじめ、多くの市民が詰めかけ声援を送り、八重高イレブンの背中を後押し、ゴールのたびに歓声が沸いた。終了後は盛大な拍手でイレブンらをたたえた。
八重高サッカー部は、今年1月の県高校新人大会で優勝候補の那覇を倒すもベスト8、6月の県高校総合体育大会で4強。
決勝進出をかけ、宮古と対戦したが、延長戦のすえ惜しくも敗れた。
県内の強豪校と肩を並べるようになったが、サッカー経験者は少なく、中学はバスケやハンドなど他のスポーツで高校からサッカーを始めた部員も多い。
地元初開催の試合で名護に勝利した八重高イレブンは念願の初優勝を目指す。
八重山毎日新聞