オスプレイ:繰り返す危険飛行 海面すれすれ
ブルービーチ訓練場近くの沖合で、海面すれすれに
ホバリングするオスプレイ
=23日午前10時35分ごろ、金武町
【北部】
米軍普天間飛行場に配備されたオスプレイ1機が23日の日中、伊江村や金武町などで訓練を行った。
伊江島補助飛行場では、前日に引き続きコンクリート製の大型ブロックとみられる物体のつり下げ訓練を実施。金武町ではヘリモードで集落上空の旋回を繰り返したほか、ブルービーチ訓練場の沖合で、海面すれすれにホバリングした。
オスプレイは22日も、伊江島補助飛行場を中心につり下げ訓練を実施し、ブロックをつり下げたまま、真謝区の集落上空を旋回する様子が住民に目撃されているが、村役場によると、23日は集落上空の飛行は確認されなかった。
金武町では午前10時半ごろ、オスプレイがブルービーチ訓練場近くの海面に接近し、ホバリング。その後、ブルービーチ周辺をヘリモードで3、4回旋回し、民間地上空も飛行した。
ブルービーチから近い並里区の與那城直也区長は「(日米の合意では)民間地上空は基本的にヘリモードでは飛ばないというが、約束はないのと一緒だ。低空飛行による風圧で火災などの懸念もある。ブルービーチの返還に向けて抗議していきたい」と語気を強めた。
沖縄タイムス