名護産紅茶でアイス 香り生かし濃厚な味
紅茶の香りを生かしたアイスと原料の茶葉
新商品アイスを紹介する(左から)比嘉猛代表、
杉島律子代表、水田正明社長=1日、名護市伊差川
【名護】金川製茶(名護市、比嘉猛代表)が生産する無農薬紅茶を使ったアイスクリーム「琉球ロイヤルミルクティー」が1日、ブルーシール(浦添市、水田正明社長)から発売された。
シングル1万5600個分の数量限定販売。紅茶の香りを生かした濃厚な味わいが特徴だ。同日、名護市伊差川の茶畑で会見した関係者は「県産紅茶振興につながれば」と期待した。
商品企画を手掛ける美ら花(沖縄市、杉島律子代表)の提案で実現。紅茶用の品種「べにふうき」をパウダー状にして原料に混ぜ、加熱して香りを出した。
比嘉代表は「紅茶の香りを引き出してくれた。生産者として感謝したい」と味に満足。水田社長は「好評なら増産も考える。名護の紅茶を活用して新たな産業創出につながれば」と期待した。
会見には日本茶業技術協会の武田善行会長も同席し「酸性土壌で育つ茶はやんばるに適している。紅茶が産業として根付くきっかけにして」と話した。ブルーシールの直営店、パーラー30店舗で販売される。価格はシングル1個300円(税込み)。
琉球新報