外来魚釣って味わう 久米島、環境保全へ120人参加
思い思いの場所へ糸を垂らし、外来種を釣る参加者
=10月21日、久米島町のカンジンダム
【久米島】農業用ダムの水質浄化と外来種の駆除を目的に、県対米請求権事業協会の助成を受けて「外来魚を釣って食べよう~ハッピー・エコ・リュクス」(NPOホタルとサンゴの島から主催、與儀大志理事長)が10月21日、カンジンダム南棚田で開催された。子どもから大人まで約120人が参加した。
與儀理事長は「島内外の釣り人と協力して今年で6回目の開催。島の自然を守りながら楽しめることを知ってもらい、より高度な地域活性化につなげたい」と話した。
参加者は、あらかじめ用意された外来魚の天ぷらを食べた後、思い思いの場所へ糸を垂らし、生態系に影響を及ぼす外来魚のテラピアやブルーギルを、同じく外来種であるグッピーやジャンボタニシを餌に釣りを楽しんだ。
大物賞1位の宮里雄朔君(仲里小3年)は「28センチのテラピアを釣った。
2年連続で優勝できた」と喜び、数釣り賞1位の伊関海君(仲里中1年)は「たくさん釣れてとても楽しかった」と話した。
(盛長容子通信員)
琉球新報