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奄美・琉球世界遺産化(OKINAWA)

2012年11月5日 - スタッフ公式
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奄美・琉球世界遺産化でシンポ
 「奄美・琉球諸島」の世界自然遺産登録に向けたシンポジウムが4日、那覇市の県立博物館・美術館で開かれた。環境省は来年1月、登録の前提となる暫定リストの掲載を予定しており、シンポを機に地元の合意形成、対象地域の国立公園化などを本格化させる。
 シンポは環境省が県、琉球大学と主催。日本各地の世界自然遺産登録に関わった国際自然保護連合(IUCN)のレスリー・モロイさんを招き、鹿児島県でも事前に開いた。
 那覇会場で、モロイさんは「奄美・琉球の生物多様性は顕著な普遍的価値があり、その条件は満たせる」と指摘。その上で、「希少種の生息地が公有地でないこと、法的保護がないことが大きな課題だ」とした。
 終了後、参加者が米軍北部訓練場の存在を質問したのに対し、「軍事基地は平和の象徴である世界遺産になじまない。基地周辺を登録するにしても、緩衝地帯などの工夫が必要になるだろう」と答えた。
 環境省は西表島、やんばる、奄美大島・徳之島の3カ所を国立公園化し、世界遺産に登録したい考え。シンポには県内の関係4首長も出席し、「生活や産業と共存共栄になれば理解、協力を得られる」などと発言した。
  沖縄タイムス

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