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「NO」撮る 比嘉さん (OKINAWA)

2012年11月5日 - スタッフ公式
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「NOオスプレイ」撮る 比嘉さん(浦工)金賞
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復帰40周年企画県高校生フォトコンテストで比嘉さんが
金賞を受賞した作品「NOオスプレイ」
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       比嘉緩奈さん
 復帰40周年企画県高校生フォトコンテストでこのほど、
9月30日の米軍普天間飛行場野嵩ゲート前で、市民の抗議運動を撮影した比嘉緩奈さん(17)=浦添工業高2年=の作品「NOオスプレイ」が金賞を受賞した。
4日、表彰式があった。同コンテストは県高校総合文化祭の写真部門大会として実施、テーマは「復帰40年目のオキナワ」。
怒号や悲鳴が飛び交い、市民と警官隊がぶつかり合う中、
撮影した比嘉さんは「話をして、写真を撮らせてくれた方々
に感謝したい」と受賞の感想を話した。
 9月30日の朝、比嘉さんは新聞を読み、普天間飛行場の
ゲートが封鎖されたと知った。
「何が起きているんだろう」。比嘉さんはカメラを持ち、自宅近くの佐真下ゲートまで行った。座り込みをする男性に恐る恐る声を
掛けた。「撮っても良いですか」。
おじさんは高校生だと分かると「いいよ」と笑顔で答えたという。
 佐真下、大山、野嵩、三つのゲート前を回った比嘉さん。
大山、野嵩ゲート前では緊迫感のある現場に尻込みしそうに
なった。「県民を守るのが警察だろ」「なんでアメリカーを守るのか」。ゲート前に止められた車、座り込む人々を警察が排除しようとしている。
比嘉さんは、緊迫感のある現場に尻込みしそうになりながらも、必死でシャッターを切り続けた。
 翌日、抗議の声は届かずにオスプレイは沖縄へ配備された。今でも座り込みを続ける人々に比嘉さんは心を痛める。「どうなるかは分からないけど、今後も写真を撮って、自分なりに考え続けたい」と話した。
  琉球新報

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