オスプレイ、また制限時間外飛行
午後11時超え
午後10時を30分以上過ぎて米軍普天間飛行場に着陸する
MV22オスプレイ=5日午後10時31分、宜野湾市
(田嶋正雄撮影)
米軍普天間飛行場に配備された米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイは5日、これまでで最も夜遅くまで飛行を続け、午後10時31分に同飛行場へ着陸した。
騒音防止協定で制限されている午後10時以降の着陸は先月
30日以来2回目。また、訓練飛行をしたのとは別の機の整備が午後11時8分まで続き、騒音が周辺の住宅街に響いた。
この日は、日が落ちてから訓練が本格化。午後6時46分~同59分、午後8時12分~9時、午後9時36分~10時31分の3回、夜間飛行を繰り返した。
2回目の飛行では、午後8時半ごろから金武町のブルービーチ内ヘリパッドで5回ほど離着陸するのが目撃された。
3回目の飛行でも午後10時すぎ、4回離着陸。低空飛行するオスプレイに向け、砂浜から米軍関係者が合図のようにライトを
点滅させた。キャンプ・ハンセンの上空では、午後10時前まで
旋回飛行。スピードを上げながら低空で5周した。
県の又吉進知事公室長は5日夜、取材に「今後夜間訓練が増え、騒音など住民の負担が増すことが懸念される。市町村と連携を取りながら(訓練実態の)データを収集し、地元への負荷を明らかにしたい」と述べた。
沖縄タイムス