健康長寿いつまでも うるま市天願、合同カジマヤー
カジマヤーのパレードで笑顔を見せる神田幸治さん
(後部座席左)、玉栄カマドさん(同右)
=10月28日、うるま市天願公民館前
カジマヤーを迎え、住民の祝福を受ける前堂盛徳さん
=10月28日、うるま市天願公民館前
【うるま】うるま市天願区は10月28日、数え97歳の長寿を祝う合同のカジマヤーパレードと祝賀会を天願公民館などで開いた。
カジマヤーを迎えた前堂盛徳さん、神田幸治さん、玉栄カマドさんの3人をオープンカーに乗せ、家族や親族、青年会や婦人会などが共に集落内を練り歩いた。
公民館前では三線や太鼓に合わせ、若者たちが棒術などを披露。あげな中学校吹奏学部の演奏に合わせ、3人は晴れ晴れしく車上から沿道に手を振った。
かつては嘉手納基地の消防士で「沖縄一の牛主」だったという前堂さんは、訪れた住民の握手に笑顔で応じていた。
元具志川農協組合長で、現在も新聞でニュースとなった場所を実際に見に行く“行動派”の神田さん。「楽しむことが長生きの秘訣(ひけつ)」と話した。
沖縄戦で夫を失い、女手一つで5人の子どもを育てた
玉栄さん。普段は手芸が趣味だといい、
「健康でみんなにお祝いされて上等」と無邪気に笑った。
琉球新報