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「光と影」展示 (カンボジア・OKINAWA)

2012年11月9日 - スタッフ公式
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カンボジアの「光と影」展示 県博で写真展
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カンボジア国立博物館に現存する6世紀の石仏の写真パネルを来場者に解説するソコンティビさん(中央)=8日、那覇市の県立博物館・美術館
 那覇市の県立博物館・美術館で8日、写真展「カンボジア王国の光と影」が始まった。
本年度から同館で研修中のカンボジア国立博物館と同国立トゥール・スレン虐殺博物館の職員計4人が、史料の選別から展示作業までを担った。栄華を誇ったアンコール王朝へ至る古代の「光」と、1970年代のポル・ポト政権下であった住民の大量虐殺という「影」を、約60点の写真パネルで紹介している。
25日まで。
 研修生は平和文化の創造を目指す国際協力の一環で、10月上旬から1カ月間、県博で展示技術や博物館運営の手法を学んでいる。写真展は研修の成果を発表するために企画。4人で1週間かけて準備した。
 会場には、前アンコール王朝時代の6世紀に制作された砂岩製の仏像や、ヒンドゥー教の主要神の一つ「ブラフマー神」を彫った7世紀の座像など国立博物館が所蔵する文化財の写真を掲げた。一方、75~79年のポル・ポト政権時代に、都市住民が農村への移住と重労働を強いられる様子や、無数に並ぶ犠牲者の遺骨を撮った写真など、虐殺博物館の史料も展示した。
 開会式では、国立博物館の課長補佐オウン・ソコンティビさん롹42が「沖縄戦を経験した県民がいかに平和を愛し、世界に発信しているかを知った。
母国の光と影を次世代に正しく継承したい」とあいさつ。
関係者とのテープカット後、来場者に内容を説明した。
  沖縄タイムス

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