オスプレイ、問題調べた 美東中で学習発表会
オスプレイについて調べたことを発表する生徒たち
=11日、沖縄市立美東中学校
【沖縄】沖縄市立美東中学校の学習成果発表会が11日、同校であり、1年5組が米軍普天間飛行場に配備されたオスプレイについて調べたことを壁新聞や紙芝居、パワーポイントなどを使って発表した。
8グループごとに登壇。壁新聞グループは、従来の輸送ヘリよりも速く遠くまで飛べるが操縦が難しく、墜落の可能性が高くて、事故が起きると住宅地への被害が大きくなる-などオスプレイの特徴を調べ、まとめた記事を読み上げた。
紙芝居グループは、普天間飛行場そばの小学校に通う子どもが祖父からオスプレイの危険性を聞き、関心を持つようになった話を紙芝居にして発表した。
生徒からは「墜落の可能性が高いのになぜ配備したのか分からない」「落ちるのが怖いと反対する人もいるが、配備は沖縄を中国から守るためだから賛成という人もいる」などさまざまな意見が上がった。
オスプレイ墜落の映像などを用いてパワーポイントで発表した西銘良騎君(13)は「オスプレイに反対する人が多いのに押し切ってまで配備する理由があるのか疑問に思った。本土の人はもっと関心を持って考えてほしい」と話していた。
沖縄タイムス