多彩な演目を熱演 上原地区青年会が芸能発表
西表島
【西表】上原地区青年会(池村研二会長)主催の第32回芸能発表会が18日、中野わいわいホールで開かれた。
「赤馬節」の座開きに続いて舞踊「デンサー節」「鳩間節」が踊られ、男子会員による力強い「満月太鼓ばやし」と続いた。
小山明上原地区連合公民館館長は青年会の歴史に触れ、「これからまた新しい歴史と思い出をつくってほしい」と激励した。
今回は「秘境!西表島」をテーマに西表を紹介する自主制作ビデオを公開。青年が仮装したパインの妖精や、ウミガメの産卵シーンに会場から笑いや歓声がわき起こった。
勇壮な鳩間島の棒術や劇「高那村の山三郎」が面白おかしく演じられた。「船浦口説」が厳かに踊られると、上原青年会名物のエイサーが登場。一糸乱れぬ切れのある動きで、大きな拍手を受けていた。
フィナーレのモーアシビーでは会場と一体となって「チョンチョン節」「繁盛節」「マミドーマ」を楽しく踊った。
この日は小雨が降る肌寒い天気にもかかわらず会場は地域住民で満員、その熱気で暖かいほどだった。
(西表西部通信員)
八重山毎日新聞