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初代王者かけ疾走 (OKINAWA)

2012年11月26日 - スタッフ公式
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ツール・ド 小学生初代王者かけ疾走
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正式種目に格上げされた小学生レース10キロで、
元気よくスタートする子どもたち
=25日午前9時6分、名護市仲尾
 【ツール・ド・おきなわ取材班】ジュニア選手の育成を目的に今年から大会正式種目に「格上げ」された「小学生レース10キロ」。初代チャンピオンの座を懸け、県内外から過去最多の27人が白熱したレースを繰り広げた。
 「県勢チャンピオンの流れを守りたい」。普天間第二小6年の成海綾香さんはそんな思いで、小学校最後のレースに臨んだ。同レースが始まった2008年以降、県勢選手が優勝を飾り、成海さんの2人の兄もチャンピオンに輝いている。
 レースは、5キロ地点付近の上り坂で成海さんを含めた3選手の争いに。ゴール前のスプリント勝負までもつれ込み、成海さんはトップから1・7秒遅い15分27秒18のタイムで3位でゴールした。
 「記録を残したかったけど、スプリントでやられた。上位2人は1学年下で、1人はバイクも小さかった」と悔しさをにじませた。「中学からは距離も長くなる。さらに練習も重ねて、優勝したい」と意気込んだ。
 うるま市の沖縄アミークスインターナショナルでは9月、初レースの出場に向けて「チャリ部」が創設。休日に練習を重ね、10人が今大会に出場した。上位入賞者はいなかったが、全員が完走した。
 10月から週末に練習を重ねた4年生の城間一登君は「上り坂はしんどく、ついていけなかった。さらにトレーニングを積んで、来年は1位を目指したい」と決意を語った。
 レース後、ロンドン五輪日本代表で石垣市出身の新城幸也さんの講演会があった。新城さんは「高校まで、大会や部活など自転車を楽しめる環境がなかった。小さいころから自転車を楽しめる場は大切」と強調。「自転車の良さを知り、好きになって、目標をもって練習してほしい」と激励した。トップ選手からのアドバイスに若いライダーたちは目を輝かせ、「次は優勝する」と意気込んでいた。
  沖縄タイムス

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