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「悲劇ストップ」基地撤去訴え (OKINAWA)

2012年11月27日 - スタッフ公式
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「悲劇ストップ」基地撤去訴え うるまで大会
 【うるま】オスプレイの配備撤回と、相次ぐ米兵事件に抗議するうるま市民大会が同市の石川会館で開かれた。石川では1955年に「由美子ちゃん事件」、59年には宮森小に、61年には川崎区にそれぞれ米軍の戦闘機が墜落している。大会実行委員長の島袋俊夫市長は「悲劇を繰り返さないためにも、日米に強く訴えていこう」と、650人の参加者に呼び掛けた。
 若者代表であいさつした大城永子さん(30)は、10月の女性暴行事件に対し「すでに私は、次の事件におびえながら暮らしている」と胸中を吐露。「国益のために、私たちの生活が壊されるのはおかしい。基地の根幹は暴力。無条件で撤去してほしい」と訴えた。
 オスプレイについても「県は配備反対の一方で、東村高江のヘリパッド建設は容認している」と指摘。「悪いのは政府だけではない。沖縄の一人一人がどんな社会を望むのかを考え、自分を変えることが大切だ」と力を込めた。
 石川・宮森630会の豊濱光輝会長は「私たちは67年間、『戦闘機を飛ばすな』と叫び続けていない。悲劇が繰り返されたのは、泣き寝入りしたからだ」と問い掛けた。「県民の意思が一つになった今こそ、もっと結束して警鐘を強く鳴らし続けよう」と訴えた。
 宮森小墜落のドキュメンタリーを作った石川高校放送部の根間夕維さんは「戦闘機の飛び交う沖縄、米国に言いなりの日本の風潮を未来に残したくない」ときっぱり。宮森小墜落の絵本の読み聞かせを続ける同校ユネスコ同好会の比嘉悠姫奈さんも「子どもたちに、オスプレイが飛ぶ沖縄の空は当たり前ではないと感じてほしい」と述べた。
 2人は声をそろえ「二度と犠牲者が出ないよう、将来を担う私たち若者が行動する」と決意を示した。
  沖縄タイムス

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