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「不屈館」 亀次郎さん資料展示(OKINAWA)

2012年11月29日 - スタッフ公式
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「不屈館」来年3月開館 亀次郎さん資料展示
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不屈館の開館準備を進める内村千尋さん(前列左)ら
=28日、那覇市若狭
 米軍支配に抵抗した政治家、故瀬長亀次郎さんの資料館「不屈館-瀬長亀次郎と民衆資料」が来年3月1日、那覇市若狭に開館する。
瀬長さんと親交があった研究者の遺族が新築マンションの1階を無償提供し、関係者の念願がかなった。
28日、同館で記者会見した運営委員会は「行政に頼らず、亀次郎らしく民衆に支えてもらう資料館にしたい」と広く支援を呼び掛けた。
 資料館の面積は約160平方メートル。瀬長さんと家族ぐるみの親交があった元琉球大学講師で、元沖縄人権協会理事の喜久山勲正(のりまさ)さん(2009年死去)の遺族が、資料館向けの設計にして提供した。
 現在は内外装がほぼ完成し、展示品を待つばかり。
蔵書や日記の一部のコピーを手に取って読めるようにする。
瀬長さんが米軍の弾圧による投獄から解放された時に身に着けていた背広、本土に渡るのに必要だったパスポートなどの実物も展示する。
 開館後は、復帰運動に関する写真などの提供を呼び掛ける。運営委メンバーで瀬長さんの次女の内村千尋さんは「亀次郎の資料だけでなく、民衆の資料も散逸しないよう後世に伝えていく。懐かしい、で終わっては意味がない。若い人が元気になれるような資料館にしたい」と話した。
 同席した仲山忠克弁護士は「民衆に支えられる資料館こそ、亀次郎さんの生き方にふさわしい。喜久山さんの遺族の篤志で開館できることになったが、さらに平和を愛する多くの方の協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
 資料館は賛助会員(年会費3千円)、
 維持会員(年一口5千円)を募集している。
 問い合わせは
 事務局の内村さん、電話098(886)0277。
  沖縄タイムス

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