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久貝さん、生息地保全に尽力 (宮古島・おきなわ)

2012年11月30日 - スタッフ公式
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久貝さんに環境大臣賞、生息地保全に尽力
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 【那覇支局】
宮古野鳥の会顧問を務める久貝勝盛さん (70) が、 2012年度の野生生物保護功労者表彰 (主催・環境省、 日本鳥類保護連盟など) で環境大臣賞を受けた。
29日午後、 県庁で行われた表彰伝達式で久貝さんは 「野鳥の会のみんなでもらった大事な賞。 とてもうれしい」 と喜びをかみしめた。
 久貝さんは1972年に宮古野鳥の会の創設に携わった以降、 40年間にわたってサシバなどの鳥類調査、 生息地の保全活動に尽力する。 教員時代や市教育長、 博物館長などを務めた期間にも環境教育の発展に全力を傾注。
与那覇湾のラムサール条約湿地登録にも力を注いだ。 宮古野鳥の会事務局長を務めていた90年にも、 同功労者表彰で感謝状を受けている。
 現在は国際協力機構 (JICA) のシニア海外ボランティアとしてラオスに派遣され、 国立大学の教育学部生物学科で指導にあたる。 一時帰国し、 伝達式に出席した久貝さんは 「宮古に帰ったら報告し、 みんなで喜びを分かち合いたい」 と笑顔で話した。
 県の下地寛環境生活部長は受賞を祝福するとともに 「引き続き、 自然環境保全や鳥獣保護行政のために尽力をいただきたい」 と協力を求めた。
また与那覇湾内への環境学習などの拠点となる施設の整備について 「地元から要望があれば、 前向きに検討したい」 と久貝さんの要望に答えた。
 同功労者表彰は多年にわたり野生生物保護に関し、 優れた功績を積み重ねた個人や団体に贈られる。 本年度の受賞状況は、 最高の日本鳥類保護連盟総裁賞 (2個人) や、 これに次ぐ環境大臣賞 (6個人・団体) など各賞で計74個人・団体が選出された。 県内からの受賞は久貝さんのみ。
県によると、 県内の功労者表彰受賞はこれで51件となる。
    宮古新報

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