海垣の石積み体験 JICAの研修生ら
独立行政法人国際協力機構(JICA)沖縄研修センターは29日午後、しらほサンゴ村と白保竿原の垣でアジア・太平洋4カ国6人の研修生による海垣をテーマにしたワークショップを開催した。
サンゴ礁をはじめとする沿岸生態系の保全と、その持続的利用に関する総合研修の一環として行われたもの。
ワークショップにはインドネシアやフィリピン、パラオ、ツバルの4カ国で環境・漁業関係の公務に従事している6人が参加。
しらほサンゴ村でWWFサンゴ礁保護研究センター長の上村真仁氏から、地域主体の保全システムの構築や伝統漁法の再生に向けた取り組みについて説明を受けたあと、白保竿原の垣で海垣の石積み作業を行った。
石積み作業では、台風などの影響で海垣が大きく崩れており、参加した研修生らは直径50センチ以上の岩を転がして、元の場所に戻し、海垣の修復作業に汗を流した。
八重山毎日新聞