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竹富診療所 (八重山・沖縄)

2012年12月3日 - スタッフ公式
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旧施設より1.5倍の広さエックス線も導入へ
年度内に医師住宅も
 
null【竹富】
竹富町立竹富診療所の開所式が1日午前、同所で行われた。
旧診療所の老朽化に伴い隣接して新築されたもので、週明けから診察が始まる。開所式には大勢の地域住民や関係者が参加し、新しい診療所の完成を祝った。
町では年度内にもエックス線機器の導入と旧診療所を解体し、旧診療所跡地で医師住宅新築工事に着手することにしている。
 新診療所は鉄筋コンクリート造り赤瓦屋根平屋建て。敷地面積633平方メートル。延べ床面積は160平方メートルで、旧診療所の約1.5倍の広さとなっている。総事業費は5300万円。
 旧診療所は1978年に建築。2009年4月~11年4月までは常駐医師の不在で県立八重山病院や黒島診療所の医師が巡回診察を実施。11年4月に掘田洋夫医師が着任したことで、新築する運びとなった。
 新しい診療所には、感染症にも対応できる特別室もあり、診察室や処置・点滴室なども個別に設けられている。エックス線室なども整備されており、年度内に撮影機器を導入する。
 また、砂浜でけがをして診療所に搬送される観光客も多いことから、砂や潮を洗い流すために外部から直接洗い場に入る出入口も設置されている。
 開所式ではテープカットのあと、川満栄長町長が「これまで不便をかけていた診療もある程度、改善されると思う」とあいさつ。
 大山栄一公民館長も「島民の健康を預かる拠点施設が改築されてこれほどうれしいものはない」と喜んだ。
 掘田医師は「内部がゆったりしていてエックス線機器も導入するなど、診療態勢が従来より強化された」と話した。
 式典終了後は施設見学が行われた。町は来年度には黒島診療所の改築を行う予定。
  八重山毎日新聞

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