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バス利用対策必要 (宮古島・沖縄)

2012年12月4日 - スタッフ公式
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【住みよい街づくりへ⑥】バス利用対策必要
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 地域住民が外出など移動の際に利用するものは、 自家用車 (同乗も含む) や施設・病院の送迎車が多いというアンケート調査結果が出ている。 同調査ではバス・福祉タクシーの利用についても質問している。
 路線バスの利用状況についての回答を見ると、 市民・事業所アンケートともに約8割が 「利用しない」 と回答。 「利用する」 の回答は1割未満。
利用しない理由は市民アンケートでは 「バスの便数が少ないため利用できない」。 事業所の回答では 「利用したいが、 さまざまな制約があり利用が困難」 などと回答している。
これらの回答を見るとバス事業者が便数を増やしたり、 路線の改善あるいは利用の際にどのような 「制約」 があるか調査し改善していけば利用者が増える可能性を秘めているともいえる。
 路線バスを利用する際に特に困ることは、 市民アンケートでは 「特に困ることはない」 という回答が多いが、 問題点として 「バス停に屋根がなく雨に濡れる」 「バス停にベンチ等の施設が少ない (ない)」 などを挙げている。 事業所アンケートでは 「バス停の時刻表が見にくい (分かりづらい)」 「車内の案内や料金表が分かりにくい」 などを指摘している。
その他の意見として、 低床バス (ノンステップバス) の導入、 ステップの高さの解消などを望む声が多い。
 介護福祉タクシーの利用状況は、 両アンケートともに 「利用したことがない」 が8割を超えている。
利用経験のある人の利用目的は 「通院やリハビリ」 と回答。
利用する際の 「困ったこと」 は、 両アンケートとも 「利用の方法がよく分からない」 との回答が多い。
次いで 「予約をしなければならず普通のタクシーのようにすぐには利用できない」 などの回答がある。
 路線バスは公共交通の 「足」 としての存在感が薄くなっているが、 アンケート調査で指摘された問題点を改良・改善していけば利用者確保への足掛かりになりそうだ。
 
逆にバス事業者にとってこれらの改善への取り組み姿勢が今後の生き残りには不可欠な要素に思える。
 高齢社会となり老人の運転人口は減少する。 その後の移動はバスに頼ることになるが、 これらの利用者を囲い込む路線編成が大事になってくる。
  宮古新報

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