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「世界に三線広めたい」[米・ラスベガス・okinawa]

2012年12月7日 - スタッフ公式
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[米・ラスベガス]「世界に三線広めたい」
ラッセルさん、独学で新人賞

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沖縄風の着物に身を包んだラッセル・メティクさん(左)と
太鼓を受け持つ新里ジェンさん=米国・ラスベガス
 【クリッシー悦子通信員】
「三線や沖縄の歌を通して世界中とつながっていきたい」と、沖縄の三線の演奏、普及に情熱を燃やす人が、米国ネバダ州ラスベガスにいる。ラッセル・メティクさん(44)=テキサス州出身=がその人。
 ラッセルさんと沖縄三線との出合いは20年以上も前、18歳の時に海兵隊員として沖縄に駐留した時にさかのぼる。「北谷の砂辺の海岸で沈む夕日を見ながら聞いた三線の音」に魅了された。
 しかし、当時は仕事に追われ三線を始めることはできなかった。結婚して家庭を持ち、仕事も転職し「20年以上ずっと心の中にあった三線をやっと3年前から始めた」。念願かなって独学で三線を始め、ことしは沖縄民謡保存会の新人賞も受賞した。
 新里ジェンさん(ハワイ出身の沖縄3世)と「島たいむユニット」を結成。ラスベガスでは月2回、県人の上原悟さんが経営する和食レストラン「さと家」で演奏している。
日本語も達者で、ときどき沖縄方言を交えたショーは、沖縄・日本・アメリカの三つの文化が取り入れられ、バラエティー豊か。聴衆の合唱、笑い、手拍子で盛り上がる。
 今夏沖縄を訪れた時には観光施設での演奏や老人ホームの慰問などで、おじい、おばあたちの歓迎を受けた。
ユーチューブを通して最近はラスベガスだけでなく、ハワイや沖縄からも演奏を頼まれるようになったという。
「沖縄は私にとって特別なところ。沖縄に住むのが夢」と語る熱心な沖縄ファンである。
 本職はネバダ州の郡の警察学校教官。妻の美喜さん(名古屋市出身)とは、沖縄で美喜さんが琉球大学の学生のころに知り合った。現在1男2女の父親である。
 ラッセルさんら「島たいむ」のホームページアドレスは、http://shimatime.com/-__.html
   沖縄タイムス

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