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闘牛全島一2度 古堅モーターズ号引退

2012年12月8日 - スタッフ公式
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闘牛全島一2度 古堅モーターズ号引退
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引退した古堅モーターズ号と、労をねぎらう牛主の
佐久川政秀さん=読谷村古堅
 【読谷】2度全島一に輝くなど県内闘牛界をけん引してきた古堅モーターズ号が、体力の衰えを理由に11月の秋の全島大会を最後に引退した。牛主の佐久川政秀さんは「今まで育てた中で最高の牛。ここまで、よくやった」とねぎらい、8日に引退式を開く。県内各地から闘牛ファンが訪れる予定で、モーターズ号は惜しまれつつ表舞台から退く。
 果敢に前に出るスタイルで人気を博し、2010年準全島大会、11年夏の全島闘牛大会の中量級を制し、2度全島一に輝いた。
 特に10年の大会で、7度目の防衛を狙う酋長若虎を破った一戦は、ファンの記憶に残る名勝負。佐久川さんは「体重は相手が150キロも上。勝った瞬間、会場は割れんばかりの歓声だった」と振り返る。8歳がピークとされる闘牛でモーターズ号は13歳になった今年まで上位で戦い続けた。
 だが、体力の衰えは隠せず、佐久川さんが引退を決断した。通算成績14勝5敗。闘牛解説者で沖縄国際大学の宮城邦治教授は「闘牛界をけん引し、記憶に残る試合をいくつもしてきた名牛」と、功績をたたえた。月内に種牛として与那国島へ渡る。佐久川さんは「子どもと同じくらいかわいい牛。みんなで送り出したい」と、しんみり語った。
 引退式は午後7時から読谷村古堅の牛舎で。
  問い合わせは古堅モータース、電話098(956)5959
  
  沖縄タイムス

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