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「ひまわり」に涙 (うるま、OKINAWA)

2012年12月10日 - スタッフ公式
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映画「ひまわり」に涙 うるま、那覇で試写会
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 【うるま】1959年6月30日の宮森小米軍ジェット機墜落事故を題材にした映画「ひまわり―沖縄は忘れない、あの日の空を」(及川善弘監督)の試写会が8日、うるま市と那覇市で行われた。多くの来場者が訪れ、当時に思いをはせながら命や平和の尊さについて考え、事故を語り継いでいく大切さをあらためてかみしめている様子だった。
映画は来年1月以降、県内で順次上映される。
 映画では、主人公が米軍ヘリ沖国大墜落事故に遭遇、かつて体験した宮森小での悲劇を回想し、変わらぬ現状に苦悩する。
 うるま市での試写会は、宮森小に近い同市石川会館で行われた=写真。事実に基づく内容を迫力ある描写で再現。来場者らは追体験するように映像にくぎ付けになり、平和な日常を一瞬で破壊した事故の惨事に、すすり泣きが漏れた。
 名護市から訪れた喜瀬ヨリ子さん(63)は「生きていることのありがたさを実感した。今度は家族を連れて見に行きたい」と語った。
 原案の証言集をまとめた「命と平和の語り部 石川・宮森630会」会長で、自らも教員として事故を経験した豊濱光輝会長は「今の沖縄をよく描いているし、子どもたちを助けられなかったわれわれの無念さも表現してくれている」と評価。
「この映画がオスプレイ撤去や基地の整理縮小につながってほしい」と上映会への来場を呼び掛けた。
  琉球新報

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