新玉ねぎ収穫始まる 天候不良でまだ小ぶり
冬春期の本土野菜生産地の端境期を狙った宮古産野菜の島外市場へ向けた収穫・出荷時期を迎えているが 「新玉ねぎ」 の収穫作業もはじまっている。
今期の 「新玉ねぎ」 の栽培は9月10日頃からはじまった。
植え付け後の台風接近により一部の畑では被害を受けたが農家は肥培管理を徹底してきた。
まだ少しは生育の遅れも見られ、 農家は 「玉の太りが小さいが収穫できて一息つける」 と収穫作業に精を出している。
昨年は11月下旬から 「あたらす市場」 には新玉ねぎの出荷があったが、 10日現在は店頭にない。 担当者は 「収穫作業ははじまっていると聞いている。 今週中には店頭に並ぶと思う」 と話している。
10日午前、 上野新里地区で収穫作業に追われる生産農家は 「まだ小ぶりで玉の太りは欲しいが、 葉っぱが倒れ収穫の時期だ。 葉を落とし3~4日ハウス内で乾燥させ週末には出荷する。 雨が多いので晴天が1週間くらい続いて欲しい。
天気が良ければ玉も一気に太ると思う」 と、 曇天続きを嘆いていた。
JAおきなわ宮古地区では今期約20人の農家が約270㌃で栽培、 70㌧の生産・出荷を目標にしている。 今季は今週から集荷場へ搬入・選別作業を行い、 来週には島外出荷する。 主に県内のスーパーに向けて出荷される。
宮古新報