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「時の眼―沖縄」 (宮古島・沖縄)

2012年12月15日 - スタッフ公式
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「時の眼―沖縄」写真展が開幕
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会場には比嘉さん、 山城さん合わせて約250点の
写真が展示されている=城辺公民館
 写真家の比嘉豊光さん、 報道カメラマンの山城博明さんによる写真展 「復帰40年の軌跡 時の眼―沖縄in宮古島」 (主催・同実行委員会) が14日、 城辺公民館ではじまった。
宮古島の人々の暮らしや祭祀を撮り続ける比嘉さん、 本土復帰からこれまでの沖縄を撮り続けてきた山城さんの作品約250点が展示されている。 16日まで。 入場無料。
主催者では 「写真を通して、 改めて沖縄・宮古を見つめ直すきかけになれば」 と来場を呼びかけている。 関連行事として16日午後2時から、 同公民館でシンポジウムも行われる。
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   比嘉豊光さん
 開会行事が午後2時から行われ、 下地和宏実行委員長 (宮古郷土史研究会) は 「多くの市民が訪れ、 2人の写真を通して改めて沖縄・宮古を見つめ直すきかけしてもらえれば」 とあいさつした。
 
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   山城博明さん
 山城さんは 「1973年の作品を中心に、 現在のオスプレイ問題にかかわる物も展示している。 これを機会に歴史を振り返りながら、 今、 沖縄が直面している諸問題を考えるチャンスになればありがたい」 と語った。
比嘉さんは読谷村出身。 15年前から宮古に通い、 島の人の暮らしや祭祀を撮影している。 今回は、 4年間を費やして撮影し続けた 「西原のナナムイ」 に係るツカサンマ (司女) たちを中心に出展。 女性たちのやさしい表情の中にも祭祀の担い手としての強い意識と使命感が伝わってくる。
 山城さんは城辺新城の出身。 報道写真家として本土復帰後の沖縄を撮り続けている。
写真展ではコザ暴動や沖縄闘争など激動の時代を記録した写真のほか、 「ハジチ(針突)」を施した女性たち、 自然界の動物のすがたを紹介している。 会場では「ナナムイ」の祭祀を収めた映像も上映されている。
 この日、 比嘉さんの展示写真に写っている元ツカサンマたちも会場を訪れ、 当時の記憶をたどりながら思いをはせていた。
ある女性は 「なつかしい。 昔はツカサンマもたくさんいたが今は少なくなっている」 などと話していた。
 写真展示は16日まで。 関連行事として16日午後2時から、
同公民館でシンポジウムも開かれる。
  宮古新報

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