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東平安名崎の希少植物保全で (宮古島・沖縄)

2012年12月19日 - スタッフ公式
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東平安名崎のススキ一部撤去へ、希少植物保全で
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一部除去が検討されている東平安名崎のススキ=城辺
 宮古島市が、 東平安名崎に繁茂するススキの除去を検討していることが分かった。
同岬に広がる亜熱帯地方の風衝地特有の貴重な植物群落 (県指定天然記念物) の生息環境を脅かしているとして、
地元住民などが早期除去を求めていた。
市議会12月定例会一般質問の中で、 下地博盛氏の質問に
平良哲則市生涯学習部長が答えた。
 下地氏は、 植物群落の中でも特に広い分布面積を有するテンノウメ群落への影響を懸念し、 「ススキをこのままの状態で放置すると取り返しがつかなくなる」 などと強調し、 早期除去を訴えた。
 平良哲則生涯学習部長は、 「ススキは、 県指定天然記念物・植物の価値を構成すると位置付けている。 しかし、 テンノウウメやその他の植物に影響が懸念される場合、 管理維持の範囲で除草することが可能ということで、 県文化課と調整した」 と述べ、 「2013 (平成25) 年度でススキ等の繁茂調査を行い、 除去が必要な箇所について除草作業を実施したい」 と答えた。
 同岬にはテンノウメのほか、 ミズガンピ、 イソマツ、 グンバイヒルガオ、 ミヤコジマソウなど珍しい植物が多く自生している。
  宮古新報

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