メニュー

那覇まちまーい 人気上昇 (OKINAwA))

2012年12月26日 - スタッフ公式
LINEで送る
Pocket

那覇まちまーい 人気上昇Tweet
null
首里城の継世門前でガイドの話に聞き入る那覇まちまーい
参加者=15日午前11時31分
 那覇市のかいわいをガイドと散策する市観光協会の「まちまーい」が、12月で2周年を迎えた。
県内外から参加者がじわり増え、地域の魅力を商品にする「着地型観光」のモデルとして注目されている。
2周年を期に琉球王朝時代に泡盛の製造が許された首里三箇(赤田・崎山・鳥堀)を歩くコースなどを新設。
来年1月には全36コースとなり、ガイドも80人体制となる。
年間を通じた参加者が、沖縄観光が閑散期に入る冬から夏までに増えていることも分かり、オフシーズンの需要の掘り起こしにも一役買いそうだ。
(粟国雄一郞)
 那覇市観光協会によると、まちまーいの参加者は昨年1年間で約5千人、ことしは10月末までに約5500人が参加した。
 県内外から参加があり、1月ごろから増え始めて5月にピークを迎えていた。同協会では「季節的に歩きやすく、アクティブシニア(中高年層)が動きだす時期」とみる。
 コースは沖縄の歴史や文化、日常生活に触れられる90~120分の道のりで、料金は千円から。「城下町の風景を堪能した。泡盛とその他の文化とのつながりをさらに知りたい」「首里城周辺は道が複雑で一人では回れない。時間を増やしてもいい」などの感想が寄せられている。
 ガイドは沖縄在住の大学生から70代まで、県内外の出身者がいるが「沖縄が好き」「その良さを伝えたい」との思いで一致しているという。
一般公募で約1カ月にわたって計8回の座学と野外研修を受講。さらに案内を希望するコースで3回の個人実習を受け、コースごとに登録される。
 コース設定はこれまで協会職員が担ってきたが、新設の「首里三箇」は初めて養成されたガイドが作った。
考案者の一人が琉球大大学院生の安部潤さん(51)。
客として参加し、町歩きの奥深さを知り、昨年4月にガイドになった。
 「観光客はもとより地元の人も歩かない、歩いていても気づかない、そんな町の魅力に出合えるのが魅力」。ガイドになってからは知れば知るほど、知らないことに気づくようになったという。
 ガイドになって地域を見つめ直し、その魅力で人を喜ばせることができれば、もっと自分の町を良くしていこう、大切にしていこうという気持ちになれる-。
那覇市観光協会の千住直広さんは「人づくりは町づくり、町づくりはひとづくりでもある。相互の循環で観光を発展させていければ」と期待している。
 問い合わせは那覇まちまーい事務所、
  電話098(860)5780まで。
  沖縄タイムス

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です