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新閣僚に県外要請 (OKINAWA)

2012年12月28日 - スタッフ公式
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知事、新閣僚に県外要請 具体的な回答なし
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小野寺五典防衛相(左端)に普天間飛行場の県外移設など基地負担軽減を求める仲井真弘多知事(右から3人目)ら
=27日、防衛省
 【東京】仲井真弘多知事は27日、新たに発足した安倍晋三内閣の防衛、外務、沖縄担当、官房長官ら新閣僚を訪ね、米軍普天間飛行場の県外移設や日米地位協定改定など基地負担軽減を要請した。
各閣僚ともに具体的な回答はなかったものの、仲井真知事は記者団に対し「今回はあいさつで、具体的返答を期待していない。年が明けていろんな形で要請をやっていく」との考えを示した。
 小野寺五典防衛相は衆院選で自民党議員がゼロから4人に増えたことに触れ「強力な味方ができた。(知事を含め)沖縄の気持ちをたくさん聞かせてほしい」と沖縄側との対話を強調したが、普天間の県外移設の要請には具体的に回答しなかった。
 岸田文雄外相も沖縄担当相の経験を強調し「沖縄の協力、理解が大変重要。信頼を回復したい」と述べるにとどめた。
 仲井真知事は一連の面談後、記者団に対し、政府が名護市辺野古移設に向けた公有水面埋め立て承認申請を提出した場合について「基本的に(県外を求める立場について)私は変わらない」との姿勢をあらためて表明した。
 一方で、県政与党でもある自民党が政権を奪還し、県選出・関係の同党衆院議員が増えたことで「国とのパイプが太くなったという実感はある」と今後の国との対話に自信をのぞかせた。
 同日は菅義偉官房長官、山本一太沖縄担当相とも面談し、基地負担軽減に加えて3千億円規模の2013年度予算確保や那覇空港第2滑走路の早期整備など沖縄振興についても要請。
国場幸之助、比嘉奈津美、宮崎政久の衆院議員3氏と島尻安伊子参院議員、佐喜真淳宜野湾市長が同行した。
  沖縄タイムス

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