初セリで活気「巳年」で見通し期待 八重山漁協
八重山漁協(上原亀一組合長)は4日午前、2013年の初セリを行った。今年はマグロ類(791.5キロ)、アカマチやイラブチャーなどの近海魚(255.8キロ)が地元セリにかけられ、総額89万8910円(1047.3キロ)の販売実績を挙げた。
今年最初のセリ市場は、セリ人と仲買人が威勢良くかけ声をかけ、活気にあふれた。
アカマチには2600円、メバチマグロには1600円の値が付き、202キロのメカジキはキロ単価560円の価格となった。
漁協の担当者は「きょうは成人式なので、祝いで食べる刺し身用の魚がまあまあの値が付いている。煮付け用の魚も平年より高い値が付けられた」と話していた。
上原組合長は「昨年は相次ぐ台風接近で漁に出られない日も多く、あまりいい年ではなかったが、今年は『巳(み)年』で見通しがつくことを期待し、航海の安全と豊漁、皆さんの商売繁盛を願いたい」とあいさつ、全員で冨崎観音堂に向かってかしわ手を打って一礼した。
八重山毎日新聞