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「ガンバレ宮古」 (沖縄)

2013年1月5日 - スタッフ公式
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駒場に「ガンバレ宮古」 300人がエール
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 ガンバレ宮古―。 大きな声援が広い浦和駒場スタジアムのフィールドに響いた。
先月31日、 全国高校サッカー選手権大会1回戦宮古―前橋育英のスタンドには宮古島だけでなく、 関東に住む郷友をはじめ長年交流をしてきた北浦和サッカー少年団など約300人が集い、宮古高校イレブンを応援した。強豪相手に厳しい試合展開となったが、ボールを追って懸命に走る選手たちの心を奮い立たせるように熱いエールを送り続けた。
 父母会や同校教職員、 宮古サッカー協会に加えて在関東郷友会、 南秀会OB、 北浦和サッカー少年団とその呼びかけた応じた人たち約300人がチームカラー青の応援グッズを手にバックスタンド西側に陣取り 「アララガマ」 「勝利のゴールをねらえ」 などと書かれた横断幕も張られた。
会場の隣県群馬・前橋育英のブラスバンドやチアリーダーを揃えた応援団にも負けない応援団となった。
 試合は相手ペースで攻め込まれるシーンが目立ったが、 宮古が良い形で攻撃に入ると声援が沸き起こった。
どんなに点差が開き劣勢になろうとも選手の背中を押し続け、 後半78分に得点が入るとスタンドは大歓声に包まれた。
試合後のあいさつに来た前橋育英の選手にも宮古と同様に拍手を送り、 前橋側からは 「宮古コール」 が送られていた。
 同校父母会の徳嶺薫会長 (50) は 「試合は押されて点差は開いたが感動した。 予想以上の人が来てくれた。 人と人をつなげる宮古のパワーを感じた。
温かい応援をしてくれた人たちの気持ちを汲んで選手がよくがんばった。 自分たちの課題も見つかったと思うので、 もう1度チャレンジしてほしい」 と話した。
 先発出場した善平和くんらを指導した平良第一FC監督の豊見山徹さん (38) は、 全国大会でプレーする教え子に 「すごく嬉しい。 こうした姿を見られて良かった」 と感極まった様子。
「相手はパスの精度やスピードのレベルが高かった。 小さい頃からもっと指導しなければ」 と指導者としても気を引き締めた。
 同校サッカー部創設メンバーで県シニアサッカー連盟副会長の宮城正男さん (61) は 「最初は11人のみで翌年3月に初めて試合をした。 県大会は緊張して1回戦で負けていた」 と当時を振り返り 「宮古のレベルも上がった。 底上げの歴史を感じる」 と母校の成長に目を細めていた。
宮古サッカー協会顧問の松川英世さん (62) は 「関東の強豪校と対戦できたことは次へのプラス。 この悔しさをバネにさらに飛躍してほしい。 この1点は来年に向けて大きな1点になる。 子どもたちは胸を張って帰って来てほしい」 と全国大会での収穫に次回への期待を込めた。
  宮古新報

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