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砂文字でお祝い (瀬底島・沖縄)

2013年1月7日 - スタッフ公式
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砂文字でお祝い 瀬底島の正月null
海砂で朝日の絵などを描いた宮城さんの自宅前道路
=本部町瀬底
 【瀬底島=本部】
瀬底島の宮城辰彦さん(59)は1日朝、自宅前で大きな砂文字を描いた。朝日とヘビの絵に「2013巳(み) あけましておめでとう」の文字を加えた=写真。
 瀬底島では元旦に庭先や屋敷の入り口に面する道路に、海砂で文字や絵を描く慣例がどの家にもあった。今では数カ所に残るのみで、かつての正月の光景は薄くなりつつある中、宮城さんは毎年実施している。
 海水で洗われ、真っ白な砂が良いとされる。元旦に浜へ降りて、砂を集めるのが本来の形だが、湿った砂は地面に放る際、思うように伸びないため、宮城さんは大みそかの夕方、人気の無い砂浜から砂を集めているという。
 うまく描くためにはテクニックも必要で、宮城さんは「子どもやおい、めいと一緒に毎年欠かさず行っている。縁起物で若太陽(ワカティーダ)に手を合わせている。受け継がれてきた大事な習わし。その意味合いを含め子や孫につないでいきたい」と考えている。(島袋仁明通信員)
  沖縄タイムス

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