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下地島にF15検討 (宮古島・沖縄)

2013年1月15日 - スタッフ公式
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下地島にF15検討 米軍使用危ぶむ声Tweet
 【宮古島】自衛隊F15戦闘機の常駐案が明らかになった宮古島市伊良部の下地島空港。地元の関係者からは、事前説明がなされないまま進む配備の検討や新たな基地負担を強いる政府の方針に、困惑や不安が広がった。
 下地島空港の今後の利活用について、国際空港化や災害地域への支援物資拠点とする考えを示している宮古島市の下地敏彦市長は「初めて聞いた内容。こんな重要な話を一方的にするのは極めて乱暴であり、事実ならとうてい受け入れられない」と困惑顔。
 「下地島空港は第三種空港であり性格上、民間活用しかできない。民間航空以外に同空港を使用しないとする『屋良覚書』との関係も整理する必要があり、何の説明もなく(戦闘機の配備などを)行うことはできない」と強調した。
 市内の平和運動グループ「宮古平和運動連絡協議会」の清水早子事務局長は「来年度予算の概算要求で、下地島空港の自衛隊活用のための研究調査費が盛り込まれることが報じられたばかり。急に宮古の生活に軍隊が近づいてくるようで怖い」と不安を吐露。
 「自衛隊機が常駐すると共同使用の名目で米軍機がいつ来てもおかしくない状態になる。県民、市民の意向を無視した軍事化には断固反対であり、事実なら抗議行動を強めたい」と配備に危機感を募らせた。
 空港に隣接する佐和田自治会の川満光則自治会長は「配備によって騒音問題や事故の危険性などが当然生まれる。何かあれば大変であり、できれば来てほしくない。市が方針を示している国際空港化や支援物資拠点とする利活用の方を優先してほしい」と訴えた。
  沖縄タイムス

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