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紅型柄の三線 人気上々(沖縄)

2013年1月16日 - スタッフ公式
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紅型柄の三線 ネット販売人気上々Tweet
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制作した紅型のカラフルな布を張った三線を手にする大城さん
=与那原町与那原の大栄工芸
 【与那原】
町与那原の大城安栄さん(70)は、蛇皮に替わり紅型柄などの布を張る個性的な三線をネットで販売して人気を呼んでいる。
現在、販売先の約9割は本土というが、大城さんは「沖縄の人にこそ、使ってほしい」とアピールする。
 大城さんは高校を卒業後、県内の銀行などで財務畑を歩んだ。2001年に県シルバー人材センター連合のシニアワークプログラムで「木工職人講習」を受講、三線制作の技能を習得した。
 その後も先輩の三線制作者に教えを請いつつ制作・研究を重ね、06年ごろ「より普及を図りたい」と蛇皮の替わりに紅型柄の布を張る「美しい三線」を思いついた。
 08年に三線制作・修理の大栄工芸を設立、制作をより本格化させた。
 ネット上の販売では、贈り物に活用されるなど好評で、現在は年間約100丁制作するうち、50から60丁が紅型柄という。紅型本来の手法も勉強中で、近々、紅型からオリジナルの三線も制作する予定だ。
 ほかにも母親の形見として持ち込まれた布を張ったり、風呂敷、首里城の柄、米軍のパラシュートを使ったりなど、要望に応じて工夫を加えつつ、制作している。
 大城さんは「いい音が出ると思う。踊りを踊るときなど、子どもたちにも使ってほしい」と期待している。
 問い合わせは大城さん、電話090(4985)8681。
  沖縄タイムス

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