「元気になって」 保護したカンムリワシ放鳥
【西表】
西表自然保護官事務所(永長大輔自然保護官)は19日午前、保護・手当てした国の特別天然記念物カンムリワシを美原地区で放鳥した。
このカンムリワシは今月5日に美原の県道で衰弱していたのを地元に住む岩瀬敬信さんが保護し、特定非営利活動法人(NPO法人)「どうぶつたちの病院沖縄」の獣医師が治療していた。
その後、西表野生生物保護センターの野外ゲージで同事務所の早川玲子自然保護官補佐がリハビリを続け、体力が回復。この日保護された場所近くで自然に放たれた。
放鳥されたカンムリワシは右の翼にオレンジ、左の翼に灰色のウイングマーカーを着け、右足に個体識別用の金属リングを装着している。
カンムリワシ保護に向けたデータ収集のため、同事務所ではこのカンムリワシの目撃情報の提供を呼びかけている。
連絡は同センター (84—7130)。
八重山毎日新聞