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島民の期待に応え (与那国、沖縄)

2013年1月22日 - スタッフ公式
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与那国、島民の期待に応えV4
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 「ほっとした」。4連覇のかかったチームを指揮した田島政之監督は「肩の荷が下りた」と安堵(あんど)の表情をみせ、島民が待ち望む優勝旗を持ち帰ることを喜んだ。
 田島監督が「大会の状況を生で知らせたい」との思いから、島では4年前から防災無線で大会の実況生中継が行われており、「自分で始めたことだが、4連覇よりそっちのほうがプレッシャーだった」と笑う。
 4年前に3連勝を阻止されたが、7年間で6度の優勝を果たし駅伝王国を築いた。「島全体で取り組んできた結果。島の駅伝大会のコースを変えたり、大会終了直後から次の大会に向け動いている。底辺拡大が成功した」と、田島監督は島民の大会にかける熱い思いを語った。
 しかし、レース後半では、完全優勝まで残り1キロ地点で新栄町に2年連続で阻止されてしまった。これに田島監督は「予想外だった。(アンカーの)長尾は悪くなかった。新栄町が良すぎた」と悔やむ。
 だが前半タイムと合わせ総合優勝を確信した長尾蓮選手は、ゴール前で4本指を立て、笑顔で飛び込んだ。「何度やっても(優勝は)うれしいね。島に帰り『無事取れたよ』と言えることが一番うれしい」と満面の笑みをみせた田島監督は、「もう監督を譲りたい思いもあるが、島の期待があるからね。あしたから次の大会に向け、走りだしたい」と5連覇を見据える。
  八重山毎日新聞

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