後半は新栄町がV 真栄里健闘し躍進賞
第38回八重山毎日駅伝競走大会(主催・八重山毎日新聞社、
主管・八重山郡陸上競技協会)が20日、石垣市中央運動公園陸上競技場を発着点に石垣島東回りの16区間、76.6キロのコースで前後半に分けて行われ、与那国(田島政之監督)が4時間37分57秒で9度目の総合優勝、4連覇を達成した。
総合2位は新栄町。見事な逆転劇で後半優勝を果たし、与那国の完全優勝を2年連続で阻止した。個人では、5人が区間新記録を更新した。躍進賞は、前回大会から16分10秒縮め、総合14位から4位に躍進した真栄里が選ばれた。
この日は石垣島で最高気温が24・6度を記録、選手には過酷なコンディションとなった。
前半スタート後は先頭に登野城、真栄里、石垣と市街地を駆け抜けたが、徐々に与那国、波照間、新栄町が本領を発揮。
2位に3分以上の差をつけ、与那国が前半を制した。
後半も与那国の独走状態が続き、完全優勝かと思われたが、最終区間で新栄町の王滝将弘選手が残り1キロを切ったあたりで力走。与那国の長尾蓮選手を抜いて逆転、1位でゴールテープを切った。
上位の成績は次の通り。
【総合】
▽優勝=与那国(4時間37分57秒)
▽準優勝=新栄町(4時間43分2秒)
▽3位=波照間(4時間48分50秒)
【前半】
▽優勝=与那国(2時間21分19秒)
▽準優勝=波照間(2時間24分37秒)
▽3位=新栄町(2時間26分50秒)
【後半】
▽優勝=新栄町(2時間16分12秒)
▽準優勝=与那国(2時間16分38秒)
▽3位=真栄里(2時間23分48秒)
【最優秀選手賞】
男子
▽中学=川島洋斗(新栄町)
▽高校=宮城圭吾(大浜)
▽一般=王滝将弘(新栄町)
女子
▽中学=宮島萌(宮良)
▽高校=平安名由莉
▽一般=東浜リエ(与那国)
八重山毎日新聞